2021-05-31 ■ 太陽が… 稲光に見えた 雑草が私の身体を串刺しにしようと一斉に生えて来る 悲しさからも嬉しさからもかけ離れたところにいる 感覚だけがある 寂しくもなく わたしの極北はどこか 血みどろの世界か 弛緩した身体か ビッグバンの最中か 世の中で一度きりしか起こり得ない出来事か 逆にチューニングを湿度や後ろから歩いてくる人の靴音に合わせたら それがよかった 眼の奥から喉にかけて 不動の灰色の空気が〈ただ在る〉 そして 意外と 明るく長閑