ほんとうはひとつだった

かみなりのようなものがおちて二つに分かれた

ふたたびひとつになろうとする力でであった

なかなか会えないなぁとお互いにおもってる

一つになろうとする力はますますつよくなった

なにをしたらいいのかわからないのだけど

ひとつになろうとする力はさらにつよくなった

わたしは濁ったり澄んだりした

起こることに反応した

そろそろおわりだなぁと思ったりもした

でもまた二つが一つになろうとする

はなからひとつだったから

われわれをさえぎるものがあるがおわることはないおわらないんだ

おわるなんてとうていむりなんだ

くるしいというのも錯覚だ

ひとつだったことを思いだした時から

出逢わない間にまとわりついたものとの違和感が疼きが身悶えになる現(うつつ)に動き出した

動いた先に行くのだ

会わないあいだに遮るものをお互い溜め込んだのだ

だけどそれも自然な力ではがれていく

向かうところへ向かっている

これでいいで終わりはしないわたしはいなくならないあなたの元を去ることはない

(今はなかなか会えなくてもね)