ケセラン・パサランという漫画を思い出した。 あんなに自然に一人でいて、あんなに自然に周りの人と関われたら、さぞや楽しかろう。 秘密探しみたいだ。

人はもとより一人である このことをいまさらに実感したのだ この至極当たり前のことを だから、この一人の実感を充実させればいいだけなのだ そしてそのことを誰か何かのせいにせず全て自らが引き受けるだけである これで人生の大半の悩みが解決してしまった

動ける状況と身体がある わたしの目の前にある

神様のいる世界を生きていた それが全てなくなった そうしたら 神様がいる人たちのいい部分が見えた そうか、あの人たちには神様がいるから 自分が神様にならなくて済んでいるんだ 少なくとも周りは勝手にそう受け取ってくれる 全神主義者か 身体主義者だ

以前は目を閉じて 真っ白い世界を見る事ができ その事で心穏やかになり 眠る事ができた いまは いくらそれを思い浮かべても その事ができない わたしは何かを 変えたのだろう

やさしくしてて よかった やわではなかった 力強かった 周りからはきっとそう見えてはいないだろうけど 不安な人嘆いている人が全然そうは見えない 明るい人に嫉妬する それはわたしだからだ わたしはわたしの感情をこねくり回している サラッと 自分に酔っ…

一人になるが ひとりに篭らない 向ける目線が見えた 自分の背よりも ちょっと高い視線 あの人たち あの人たちの中のわたし その距離感 納める視界の平面が見えた 光る獣道のように

わたしは切実に人と出会っているか 今ある範囲では精一杯にそれをしている わたしの日記の何でもなさよ それでいいと言う いいんだよとは言わぬ 吐き出したくなるほど 平凡だ ちっとも変わっていなかった バカでよかった もちろんこのままでいいということで…