平凡で

生ぬるくて

どっちつかずで

曖昧で

中途半端で

普通で

何ものでもない

 

それなのに

 

わたしは

マイノリティだったのだ

全く特異なことをしようと思っていないのに

 

声が聞こえた

「人と違うことをしよう。」と

「『死ぬように生きていたくはない』」と

「『誰かが用意してくれた道の上、うまく乗れないんだよねぇ』」と

 妄りに生きよと