人は生まれた時から

二人で歩いているんだ

そのもう一人の人との

付き合い方なんだ

 

となりの人を

神にする人もいる

弘法大師にする人も

キリストにする人も

自分自身にする人も

そこに生きている他者をおこうとする人もいる

置こうとしても他人では置き換えられないと感じてずっと苦しんでる人もいる

 

横を歩いている人が好きな人も嫌いな人もいる

嫌いな人は苦しんでいる

だって嫌いな人がいつも横にいるんだもん

だからその苦しみから逃れようと相手をとっちめる

強い人は相手をコテンパンにやる

また相手を探す

勝つことで落ち着く人もいる

隣の人が嫌いな人は、外に対立する相手を作って 常に戦いの中に身を置こうとする

それができないくらい優しい人は わたしがわたしの血が悪いのだと思って自分が傷つく道を選ぶ

となりの自分が好きな人も時々うまくいかないこともある

でも、一人で進めるだけの余力をとっておける

 

そしてどちらもずっと寂しい

その寂しさをそんなに感じない人もいる

それを抱えて覚悟を決める人もいる

ずっと満たしてくれる相手を探す人もいる

そこで進むことを止める人もいる

 

強くなっていく

してあげるではない

わたしはわたしのすることをして進む

でも

いつかは

あなたといっしょに歩きたいな

あなたのそばを歩きたいな

くだらないおしゃべりをして

笑って

時々走ったり塀に登ったり

ご飯を作って食べて

セックスをする

寝て起きて

またいっしょに歩く

 

ちょっと出かけてくると言って

夜一人で歩く

友達とおしゃべりする

 

また帰ってきて

あなたと歩く