みんなあの人はやめろという

わたしは魅惑されている

わたしは溺れている

そうしたいそれでいい

あの人は言った

早くここからわたしを連れ出してよ

わたしは言った

わかったあなたがそれでいいのなら僕はそうするよ 

少しは焦ってよ

あなたは言った

わかった少しは焦るよ

わたしはどうなったっていい

決して投げやりではない

それがわたしの望みだから

はなから覚悟してたのだ

そこからしたら

もっともいい形になっている

そしてわたしはわたしもそして

あの人があの人自身である

ということも てにいれるのだ

それがいちばんだいちばんなのだ

 

しばらくしてあの人は言った

わたし そんなこと言ったっけ

 

どっちもあの人が言ったこと

そういうこと

どっちも同じどっちもその言葉の意味そのまま

そういうこと

あなたがいっしょにみようと言った映画の一場面を思い出したよ

数奇だ こんな素晴らしいことはない

こんなことに出会えるなんて

こんなやり取りをできるだなんて

もっともっとだわたしは何もしないのではない

もっともっとだ

そうだよありがとう

あとはもっと僕に強く言葉を言ってほしい

おまえは酷い人間だとあなたは怖いと

もっと強く言ってほしい

僕がもっとあなたに強く言うために

そう動く

でもね言われたから僕はそうするんじゃない

僕はそうするしかない

せいにはしない

付き合ってそうするんじゃない

売り言葉に買い言葉じゃないんだよ

身勝手だけどわたしから出たものなんだ

そうじゃないと嫌なんだだから

こうしているんだ

早いことが求められる?

うんだってリミットがあるもんね

誰しもに いつかいなくなるっていうね

だけどリミットがあるから焦って動くというのも違うと思うんだ

あっ

もっと広がっていいんだ

そうあれれ

全部だ

いや

違うんだ

そういうことじゃないんだ

もっと あれれ

もう少しだ

やった

これは

すごいことになる

だって

だってね

 

わたしがこの世でわたしだけが価値を認めることに向けて動き出しているのだから

 

それを感じているのだから

時間なんか気にしない

わたしのスピードなのだ

わたしのことをしている

四六時中「今この時」にいなければならないなんて考える必要などないのだ

これも頭のいい先人が「普遍的な愛」を標榜するものの一つの一般的な到達点なのだ

そうだ

わかりやすく技術として描いたのだからこうなるのだだからこれはこれでいいのだ

 

そうだからそこからその成果をありがたくいただいて、そこから俺は俺のことをする

そうそもそも俺のすることは俺だけのことなのだ

それしか存在しない

でもそうだと意識してそうしていたいな

後悔も遅かったも早いもない

いろんな人がいろんなアドバイスをくれる

話を聞いてくれるなんてとてもありがたい

だからこそ基本はそれらを無視してわたしはわたしのやり方でわたしのことをする

「消えたい」という人

わたしは思う

放っておけばみんな消えるのだから

敢えてそんなこと言う必要などないでしょ

消えたくないからそういう事を言うのでしょ

ごめん ちょっと自惚れて 不貞腐れた