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既存の概念にとらわれない関係性を望んでいた。そんな人とやっと出会えたと思っていた。

とはいえ、彼女の周りの人は普通だった。彼と彼女は普通だった

あと悲しいかな、きっと「ぼくの身体は君にふさわしくできてはいないんだね…」つまりは一緒にいる人がやはり一緒にいたい人なのだろう。でも、後付けでもなんでも私のことが気になると言ってくれたのだ。それだけで嬉しいのだ。

だからまだまだ一緒にいたかった。ときどきでもいいから会いたかった。もっともっと話したかったいろいろなことを聞きたかった。

「全てを話す」とは今回の私との件なのか。「私が全てを背負う。私が全ての責任をとる」とはどういうことなのか。とにかく彼女と彼がよりを戻してくれるならそれはそれで嬉しいことだ。彼女は「パートナーさんのことが好き」という件に関しては決してブレることがなかった。どんなことを言われようとどんなことをされようと。