考えてみれば、敵の牙城なのだ
穴兄弟の一角が崩れただけ
俺たちの穴兄弟の一人がが死んだだけ
とはいえあいつらは一大勢力
みんなでよってたかってわたしをあなたに近づかせまいとガードして邪魔してくる
兄弟ではあるけれど
俺は一人兄弟の中で孤立している
俺以外皆敵
敵地へ飛び込むのと一緒
敵対心は…あっあるかぁ
あいつらのやり方が嫌い
なんであいつらは俺だけに対してこんなに邪魔をする
なんで彼ら同士はOKで、俺だけがダメなんだ
そんな彼らに肩入れするあなたのズルいところも含めて大好きだ
でも…俺は俺のことをもっとわかって知って欲しいだから…会いに行くのか?
あぁー心が休まらぬ
とんでもない人と出会ってしまった
グイグイいけばいいだけなのに
ふと獣のことを考えてしまう
獣はいい
力で勝ち取れるのだから殴り倒していちばんになればいいのだ
そういうわけには行かぬ
あなたの話してることを聞けば、もう彼らといる理由なんて無いのに
そこには歴史やしがらみやつながりや土地があるのか
一筋縄では行かない何かがあるのかな
あなたにとって都合の良い何かがあるのかな
そうかぁ あのギブアンドテイクの等価交換の人達と貪り合いたいのだ
気持ちを同じくする人達と一緒にいたいのか