俺はまだ人の評価を気にしていた

大した存在ではない

人の目を気にしないってどんなことだろう

人を傷つけたくないというのも

ひとを評価することなのか

 

いや違う

その中身が大切なのだ

私が今からどう振る舞うかが大切なのであって

どう思われたいとか

その人に対する評価を上げたいということではない

人に伝えたいという言葉を探し探るのは大切なことなのだけれども

それを100%わかってもらおうだなんて

相手を自分の思い通りにしてやろうとすることなんだ

相手と会う事ができて然るべき雰囲気になって

相手がそれを受け入れてくれるだろうという時を察知してそれを伝えようと思った時こそ

いう時なんだ

やっぱり踏みとどまって良かった

俺はたくさんの人を傷つけた

それは回避できなかった

今戻ってそれを感じ直す事ができ、

私はそれを捏造し補正する

しかし身体はまだ生きている

それをする

探り探し進み続ける

力を借りてしまっている

何とか何かに踏みとどまっているという意識がある

他の誰かの何かを多分に押し付けられているのか

俺はそれに対してものすごく鈍感だったのか

それが何かはよくわからないが

そのうちもっと確かに分かるのだろう

そしてその分かるも

一瞬であったりジワジワと破壊されていくのだろう

そんな事気にしない

肩意地張るのではなく

ありのままでもなく

ただいまあるこの体で

それをする

目の前を見て

今をする

今を生きるではなく

今を生きている

止まってメモをとり

また進もう

記憶の宮殿を作る作業を今から始めてそこにわたしのすでにあるものとこれからのものとの集合体であるいまのデータを混ぜ合わせた総体としてここにただあることにより

この身体をどこか別の場所に置いてみよう

でもそれが過度になると気にしているということになる