日本を出る前にして

わたしの身の回りに

様々なことが

起こり降りかかる

 

少し嬉しいこと

すごく悲しいこと

びっくりすること

 

あなたは

「わたしは過去に生きているのよ。」

と言った。

その時は、「そうなのかぁ。」と少し悲しく思ってしまったのだけれど。

 

今そうは 思わない。

 

あなたは

人を前にして

今現場にいて

じっくり立ち止まって

時に突然止まって

時間とか自分への不利益とか

どっかにおっぽっちゃて

今をしている

そんな身体でいる

 

実は自由なんて欲していない

生ぬるさを拒否している

 

時にあなたは一人になる

小さい頃散々一人だったから今度は人といて、

本当にどうしようもなく独りな人のそばにいようとしている

 

あなたは実験をしている

あなたはあなたのスピードであなたといる人とじっくりと腰を据えて向き合う

出会ってあなたの元を去って行ってもあなたは忘れない

忘れることなんてできないと言った

 

パンドラの箱を開ける

あなたは新たな箱と対峙している

周りはいろいろ言うのだろうけど

わたしは今あなたがしようとしていることを

あなたがあなたの軸によって

することを肯定する

 

 

世の価値と反対のことをしている

でも

もうそういうことではないのかも知れない

 

 

 

今は「詩を書けない。」と言う

自らの内に籠り

周りを強固な殻で覆い

決して開こうとしない人

特殊

マイノリティ

 

わたしは○くんとあなたの20年に嫉妬し

あなたのパートナーの位置にいる○さんに嫉妬する

激しく嫉妬しその虚しさと儚さと苦しさと悲しさと哀しさと寂しさとを全て受けた

これは幸せなことなのか

 

あなたはあなたの多くをわたしに見せ

開示してくれた

あなたはあなた自身の言葉をわたしにくれた

 

わたしの嬉しいがあなたの嬉しいではない

わたしの楽しいがあなたの楽しいではない

それを押し付けることなんてしない

メッセージは送信した途端、以前も同じ言葉を送ったなぁと思うと同時に、自分の言葉が気持ち悪い違和感のようなものを感じた。あなたはわたしよりもすぐにそのことに気が付き指摘してくれた

 

染み付いているまだまだ染み付いている

 

わたしはただ今に生きようともがいている

 

ただ わたしの身体がそうしているから

でもその集中が足りなかった時

あなたに あなたにさえも

おかしな言葉が漏れ出してしまう

 

 

日記を書いている

それは

ボケさんからすすめられたからだ

何となく

ただそれをしていた

 

そこに言葉をまとめて

「わたし」をまとめようとしていた

しかし、「わたし」が私の本意とは裏腹に

漏れ出してしまう

それもわたしだ

それもそれとして

その身体でいて

そこから動き出すのを待つ

動かされているのかも知れない

 

あなたはわたしに最初に

「あなたに興味があります。」

と2度メッセージを送ってくれた

 

わたしは本当にその事が

嬉しくて

ありがたくて

 

そこからあなたに執着した

 

「わたしは自由ではない。」ということを

あなたとのやり取りで知る事ができた

 

最近何となく

「自由などないのだ。」

もう

「自由があろうがなかろうがどちらでもいい。」と少しやけっぱちだったのかな

苦しみ寂しがり悲しがり

そんな状態で

人に会い散らしていた

 

とんだ不幸配達人だ

人前に行っては

自己承認欲をちらつかせ

わかったようなフリをしている

そんな自分に気づかずにいる

 

 

身体をもって生まれた時点で

自由なんかではなく

じゃぶじゃぶ洗脳を浴びてきた

 

 

わたしはただわたしになろうとしている

わたしはわたしだけでできているのではないということを半ば意識しながら

 

今は少しだけ別の場所にいる

 

 

あなたが伝えてくれた「止まる」わたしはどこでしていたのかな

考えてみた

 

一人で散歩をしていた時にそれをしていたよ

歩いている時はいろんな音がしているんだ

「ゴッー」みたいな感じに

止まるとそこに鳥の声が聞こえ風の音がやみ、また別の風の音や機械音や人々の営みの音が聞こえ木々のざわめきの音が聴こえる

 

あっ「俺はここでしか止まっていない。」

ここでしか「わたしは一人になっていない。」

すぐにあなたのことを思い浮かべている

今を見ていない聴いていない感じていない

鳥が助けてくれている

木々が草が石が教えてくれる

今を見よ今を感じよと

目の前のことに集中せよと

 

今日、もう一つ「止まっ」た。

降雪の為、職場へ行く電車が運転見合わせになり途中駅で電車通学する生徒の見守りのため立ち番をすることになった。駅の構内は人々に溢れ、足止めをされている職場の同僚がみんなあたふたしわちゃわちゃしている。

わたしは立ち番の指示役を任され、同じ場所にずっと立っていた。いつも騒がしくガチャガチャ動いているわたしが、周りがざわつくと逆に落ち着いてきてちゃんとその場にいて状況を見て的確なことをしている。

不思議な感覚だった