○○○へ

(ここでは全部言うが、もう言わないでおこう。もうこの言葉は送るまい。しばらく放置しておこう。むしろあなたからの言葉を時々読もう。私は無反応でいよう。言おうが言うまいがさほど変わらないのだ。)

ああ…○○○のいる場所が何となくわかった。

より深くわかった。そうかぁあなたはもうそこにいたんだ。

あなたをみくびっていた。

あなたが何度も言っていたし、それが嫌だと言っていたのも思い出した。

「あなたの懐の深さに感謝」…

馴れ合いを嫌うあなたに馴れ合いの言葉を言ってしまった。

わたしもはっきり言ってその馴れ合いが嫌でどこの場も飛び出して来た。けど、自分以外の人たちを下に見るような気がして、自分はその場を俯瞰して見ているといい気になっている自分が嫌なので、一度封印した。わたしは元々冷たい人間だ(裏を返すと人が怖いのだろう。)。小さい時からずっとそうだった。

だからその冷たい自分に一度蓋をして、自分なりにもっと観察するようにした。決してその人の感情や頭になることはできないが、ある時から相手から受けた感情はできるだけそのままに受けて、悲しみを悲しもう寂しさを寂しいと苦しいを苦しいと感じようという自分になることにした。憑依体質なのだろうか(まぁその感情も結局は主観なのだけれども。客観ではなく。)、ズブズブとその身体になってゆき今度はそちらに偏りすぎていた。

今までよりはあなたがよりクリアに見える(これもわたしの主観)。

あなたの言葉に触れ、あなたが人間の言葉をわたしに伝えてあなたが引き戻してくれた。元々私は優しくない。時にあなたも迷いとっ散らかる。でもあなたはその今を丁寧に正確にあなたの速度で言葉で伝えてくれようとした。あなたは大きくはブレない。あなたには芯が軸が幹がある。そのようなものをイメージとして感じる。そんなあなたの言葉はパワーがあり、ドスが効いている。わたしはか細い幹にすがりつきながらブレにブレまくってた。何とか幹を掴んだ手を離さずにはいられたようだ。少しバランスを取り戻すことができた。適当と言えば適当なんだけれど、自分に嘘もつけない。困ったもんだ。○○○と出会う前にお付き合いしていた人から、あなたは「ポジサイコだ。」と言われた。

 

私も人なりに獣なりに生き物なりに寂しい。誰かよりも秀でているとも思っていない。秀でようとも思っていない。どこかで誰かといたい。

「人に冷たい自分」と「人を求める自分」…なかなかこの両者をを手懐けられずにいた。まだまだとっ散らかっていてそれができていない。でも少しずつわたしの身体として統合に向かっているのは感じる。

 

「見返りを求める」「恩を売る」「報いを期待する」…こんな言葉たちは宗教から離れた時にとっくに捨てたと思ってたのだけど、感情を爆走させたわたしは、あなたの前ではダダ漏れだった。「好き」なんて言葉はその最たるものだ。でも好きだね。これはあるからしょうがないし、あなたは受け止めてくれた。「受け止める」と言葉にして伝えてくれた。だからってわけじゃないけれど、自分はこのままじゃ、こんなんじゃダメだと思う。かと言って冷たい優しくない自分も自分だけど、そちらに振り切るのも違う。私もちゃんと寂しい。一匹狼なんて相当な逸物にしかなれない。私は宗教の教祖になんてなりたくない。一匹の獣が生まれて死ぬように私は平凡に人で生きて消えたい。

 

何でここで思いついたのかはわからないのだけど一つお願いがある。私のことを「すごい」と言わないで。その言葉を言われるたびにあなたが離れて行く気がする。遠ざかって行く気がする(でも、あなたは「すごい。」でなく「すっごいなぁと思った。」と言った)。そうだ、ホントに思ってくれたならそう言ってくれていい。あなたは連絡をくれたり、SOSを送ったり、メールをくれたり、メッセージをくれたり、あなたの大切な場を紹介してくれたりして、いつもあなたとわたしの距離を保ってくれてたんだ。わたしはそれに寄りかかり甘えてきた。まだわたしはあなたのようにはできていない。この言い方は正しいかはわからないが、あなたはこのことについては巧者だ。あなたは変わっていないんじゃない。わたしに対した時、変わらないコアに近いあなたで常に居続けてくれていたんだ。あなたはあなたのすることに真剣に取り組んでいて、そのことからは目を逸らすことはしなかった。だからあなたは私にいつも誠実だった。「一生友達でいて下さい。」をブレずに日々やってくれている。

俺も言い返す。あなたはすごい。ちゃんと自分の意志で止まっている。止まってしまっているんじゃなくて止まって向き合っている。変わっていないことなんてない。あなたは相当だ。あなたは相当にバカ正直に自分と相手に向き合っている。あなたも変わっている(変化していると少し周りと違うという意味で)。少なくとも私はあなたの変化を、ジワジワとだけどあなたの変化を見ているし、あなたは私にその変化の様を見せてくれた。変わるスピードが違うだけだ。やり方が違うだけだ。あなたはパンドラの箱を開けようととしている。←まぁこれは○君の言葉だけど。わたしは少し違うイメージ。まだ言葉にはならないが。死ぬまで開かなかったとしてもあなたは自分が死ぬか相手が死ぬまで寄り添うという覚悟でいるのでしょ。そんなの長く腰を据えて取り組むしかないじゃん。周りから何かを言われたって、あなたは揺るがないでしょ。我慢比べになっちゃってるようにも側から見てると思うけど、あなたはそんな気持ちでそんな次元で今それをしているのではないでしょ。あなたの価値観はぶっ飛んじゃってる。あなたは時間の概念なんてすっ飛んじゃっている。変わることがすごいなんてない。あなたとわたしはやり方が違うのだ。箱を開けるのはあなたの興味関心なのかも知れないあなたの業なのかも知れないあなた自身のモンダイなのかも知れない。あなたはそれを続けてもいいし辞めてもいいし、何がどうなるかはわからない。でもあなたはたぶんまだ続ける。あなたはきっとあなたにとって大切なことをしている。

 

あなたは武蔵小金井でわたしに言った。

「わたしは過去に生きているの。」と。

どこへ行こうとどの界隈を見ようと、

辺りを見回せば過去に生きてる人ばかりだ。

でも、あなたは違う。

あなたのような止まっているような速度で過去に生きている人は見た事がない!

 

感情むき出しモードの自分を何とか押さえ、今まではあなたの元へ飛んで行ける距離にいたけどズカズカ踏み込んではいけないと思い、その自由はあったのにそれをしなかった。(何度かやらかしたけど…)

今度は本当にそんなこともできない距離になる。あれれ。俺は俺の自由を自分で制限しているのか?いいや、やっぱり自分が納得したい自分の底から湧き上がるもの身体から動くもの動き出すものを信じたい。もちろん考えもしながら。あなたのようにはできないけど、今までよりは人と言葉と向き合いそれをしっかりと見て、思い付きで言ったり早く答えを出そうとしたりなんてせず、相手と向き合いわたしの言葉で応答したい。そうし、続けたい。冷たい私も手懐けて利用する。わたしも今まで飛び出して来た場所の人たちのことは忘れていない。今でも大切だ。

何となく導かれるようにして何とかここまで来ている。今はそれでいいと思っている。この国にいれば大抵なことはできる。なんて自由なんだ。でもできないことそして叶わないことはある。いや、そんなことの方が多い。ザラにある。それはどこへ行ってもだ。少なくとも私は私という身体に肉体に縛られている。この身体を乗りこなす。わたしが私を終える時までそれをする知恵を我に与えたまえ…と神に祈りたくもなる。神さま信じていないけど。

 

あー、やっと少し目が覚めてきた。ありがとう。

あなたと喧嘩したいよ。あなたをガッカリさせたいよ。あなたを怒らせたいよ。一緒に散歩をして、あなたのそばで同じものを一緒に見て、違う感想を語り合いたいよ。これまではあなたの立場も考えず、中途半端にそれをしていた。もっと本気でそんなことがし合える親友に

あなたとなりたい。

チグハグな俺だけどちょっとそんな自信がついてきた。

○くんも○さんも○さんもきっと何かを作っている。時にあなたと一緒に何かを作っている。あなたとあなたを取り巻く人たちあなたの大切な人たちに興味がある。あなたは「あなたに興味があります。」といったところから、ずっとブレることなくわたしに向き合ってくれている。

 

「ことばで交換しあえることが、とても幸せだと思える。喜怒哀楽、それ以上のことばがあるのを、少なくとも、○さんと、交換しあえないのだ。」

当事者はあなたたちだ。外野の私にそのことについて聞かれない限り言うことはできない。それなのに漏れ出して何度口出ししたことか…。そしてあなたの目下の悩みは、近くにいるのに話し合い、言葉で交換し合うことすらできない状況にあることだ。それでもあなたはそのことに向き合う。それをしているのはあなただ。わたしはあなたやあなたを取り巻く人たちのすることに興味がある。今までのこともこれからのことももっともっと知りたい。

 

ここは重要であるのだが、あなたはこの日本のある意味底の底であるあなたの界隈の最も孤独な人と居ようとしているからだ。わたしはそのことに気づいている。

 

あなたは同時にいくつもの存在を○さんに求めている。パートナー、同居人、あなたが居心地のいいアパートを借りている人、恋人、社会的使命を一緒に達成する人、同士、仲間、友人、心を割って話せる人…分けることなんてそもそもできないけど、あなたはあまりにもその多くを○さん一人に持たせ期待しすぎだ。それはわたしがあなたに対してして求めていたことと同じで、こんなこと言うのはブーメランな訳なんだけど。確かにあなたたち二人が実現している生活に、理論的な武装も加わったら、同志としてそれが実現できたなら完璧だろう。あなたの思想的には。オールド○翼に、○ヘルに、天○制を否定して、同じ同志たちを増やし、やがては日本に○命を起こし、その革○の火種が世界に広がることになるのだろう。あなたは女闘士、女帝として後世に名が伝えられるだろう。大○肛門スパパパーンの望む革○の実現となるのだろう。女性の解放も実現されるのだろう。かけ○みもダ○連も野○野郎も盆○りもボン○んすもダ○ライフの人たちも…

あなたの界隈であなたが最も過激だ。

そしてあなたの支配欲は半端ない。

とは言えあなたに思想を感じない。

あなたはあなたのエゴで動いている。

わたしのエゴはもうそこには居ない。

何をやってもいい。

あんまし意味はない。

わたしはできるだけバカなことをして

バカみたいに生きよう。

バカになろう。

アホになろう。

関東人でも関西人でもない存在になろう。

ウチナーンチュでもアイヌでもない人になろう。

 

雑な言い方になってはしまうがこのことってあなたと○さんだけの問題ではないと思っている。日本中いや世界中にあるのではないかと考える。○さんのような人はこの世界にザラにいて、ますます増えていくんじゃないのかと感じている。私自身もまだ壁を作り他者に閉ざし殻にこもっている部分がある。まだまだある。だからこのことに、あなたたちの問題ではなく私の問題として向き合いたい。それは、私の職場、私の訪れる界隈に於いても同じ事が起こっている。長くなるから説明はしないが。

 

俺はあなたに執着しすぎている。この執着はなかなか解けない。でも、この状態は自分でも違うと思う。執着の部分は取り払いたい。

 

あなたが「苦しい」とメールをくれた時、わたしはどうしたらいいのかわからなかった。

何も自分からは言わずにただあなたの話を聴くことができたらと思って、「か○ように」の○野さんが教えてくれた、カウンセラーの聴く技術みたいな本を読んだりもした。

結局何もできなかった。

悩むあなたを見て、わたしだってこんなに悩んでいるんだというのを言い散らかしていただけだった。

あなたの孤独のエネルギーは強い。あなたのルサンチマンは強い。あなたのエゴは強い。あなたの負けず嫌いは強い。あなたのこだわりは強い。わたしは弱い。酒にタバコに逃れ、一人孤独に耐えきれず浪費を貪り、緩やかな自死をしている。あなたは孤独だけれども、少なくともわたしよりは人と繋がる力があるように感じる。タバコを吸うと、文章を書き出す。タバコを吸わないと本を読み出す。これもわたしの思い込み。不足を埋めようとする。代替物を求める。精神的な病、精神的なストレス状態、これについて語ることでこの言葉に引っ張られ返ってその状態になってしまう事がある。しかし、そこから違う場所へ行こうという意思があるのなら、そこから抜け出そうという意志があるのならば、やはりそこへのアプローチは必要であるのを感じる。あなたは後に「覚えていない。わたしそんな事言ったっけ?」と言ったけど、ある時あなたは電話をかけてきて、「早くここからわたしを連れ出してよ!少しは焦ってよ!」と言った。

そして、その精神的な滞りの状態。相手との交換不可能性。これは相手のいる事なので、自分だけが変わる事で解消されるものではない。私は ADHDの診断を受けている。こういった精神的な病は関係性の病であると言える。カサンドラ発達障害も、相手がいて社会があり、その中にいて生きづらさがあるから生じる状態、現象であると言える。あなたもあなたのパートナーも硬い殻でお互いに武装し、対峙しているのだ。

私の家族実家には両親、4男がいて、それこそ滞っている。うちの家族は何らかの知的な障害を持っているように感じる。みんな依存体質だ。たまたま世の中で働く事に少しフィットするだけの能力があったから働いてそのお金で生き延びているのだろう。父と母はカサンドラでそれがさらに煮詰まり面倒臭いからこの状態のまま父はyoutubeに母は演劇をしたりやたらめったらに動き最近は物忘れも増え怒り散らしている。4男は潰瘍性大腸炎になり、さらに原田病になりつつも、エナジードリンクを飲んでゲームをしている。私が受け持つ多くの生保を受けている家族と一緒だ。生保を受けていないだけだ。言い方は悪いがゾンビのようになりつつある。

孤独合戦をしたいのではない。悲しいエピソード対決をしたいのではない。

あなたの価値観あなたがこの世で価値を置くものは周りの人とだいぶ違う。あなたの界隈の中においてもあなたはその面で突出している。あなたはあなたの界隈の中の原理主義者であり、さらにそれをも越えようとしている。とはいえあなたのしていることは至極単純だ。それもただシンプルにしている単純にしているのではなく、試行錯誤の果てにあなたの経験にのっとった上でそうしている。

その辺はわたしも少し似通っている。あなたと全く違う場所と次元で少し似たような場所にいる気がする。それもザラにあることなのかも知れない。わたしはわたしが特別だなどとは思わないようにしている。あなたと遭遇し、友だちになり多くを受けた。また進むよ。亀の歩みかも知れないが、他者と真摯に向き合い、自分が思ったことを衝動的に発するのではなく、耳を傾けまず受け止められる存在になりたいなあ。

俺はいつ静かになるのだろう。

あなたは優しい。こんなこと言われるのは本意ではないのだろうけど。わたしはとっとと離れてしまう。でも、わたしはただ離れるのではない。この人を閉ざす壁は何だろう。この殻は何だろう。この殻の硬さたるや。わたしは逃げる。もっと遊びたいし何より生き延びたいからだ。でもただそれをするだけではない。自己を破壊して再構築し何かしらのアイデアを持ってまた帰って還って来たい。

 

あなたとは孤独対決をしたいのじゃない。そのもっと先で親友として語り合いたい。これからは なれる気がする。

私は大人なのか子どもなのか分からなくなる。

全くスマートではない。

またわたしの言葉が過剰になった。

目下の目標は文字数を減らすこと。

あなたとわたしは違う。

その上でみ○おは妖狐と親友になりたい。

 

ある時母がわたしに言った。

「アンタはあたしのケツの穴から産まれたのよ。

だからあんた達(兄弟)は臭いのよ!」

そう言ってくれた
ファンキーな母に
私は今も感謝している。

 

ちょっと遠くへ行く自信がついてきた♪