眠らないあなた

尾骶骨が少しだけ周りの人たちより長いあなた

学校へほとんど行かず、幼稚園卒のあなた

自らの声に耳を傾け続けてきたあなた

 

あなたの詩を読む時

わたしはあなたの視点に立ち視線で

詩の描く世界を見ていた

見えてしまう(手前勝手に)

そこには見るだけでなく観るもみえるも聞くも聴くもきこえるも あるのだから

その事に立たない

立てなかったんだ

戻らないと

プルプルして行ったり来たりして

そこにある羨望や嫉妬や好きや嫌いやウザいも消えろも寂しいも悲しいも

そこにある皆々は見る事にした。喋る事にした。全部ちゃんと感じ味わおうと言う態度は譲らなかった