俺は早すぎるのだ

いつも言葉がディレイしているという思い込みがあった

それを壊す

みんなの協力を得ながら

精一杯やる

それしかない

それしかないんだから

すぐに

今の最善をする

ただそれだけをする

今何をしたらいい

全てを利用する

なぜそれができるのかというと

1人だからだ

おれはひとりなんだ

一人で

独りで

孤りなんだ

狐なんだ

手負いの

たった一匹の

獣なんだ

それをこの人間の身体でやり遂げて

とりあえず消えるのだ

🫠🫥

🫥🫠

全部しっかりやって

最後の刻を

充実させるのだ

人身御供でもいい

スケープゴートでもいい

生贄でもいい

供物でもいい

身体をついばんでもらっていい

痛みを我慢できるかはわからないが

ちゃんと限界までは感じていたい

そうしないと辛いし苦しいし悲しいし哀しいしもったいない

これも些細なことなのではあるが

かめの歩みなのではあるが

とことんマイペースなのではあるが

誤解を招き

なんとか言葉で知らせようと

長文になり

人々が去り

一人ぼっちになろうとも

ただやってしまう

おれは何をしているんだ

おれはなにをしているんだ

その状態に留まりたいのか

そこにいたいのか

断じてない断じてそうではない

何をしているのだ

何かに踊らされているのか

そうでもいい

それでいい

そうであるのならば

そうであっていい

閉じ込められてもいい

許されようが許されまいが構わない

赦されようが赦されまいが構わない

どうでもいい

どうでもいいのだが

どうでもいいとは言わない

なぜおれは

あの人には言葉をつぐみ

あの人には長文を送りつけ

あの人には中途半端に伝え

あの人には暴力的な言葉を投げつけ

わたしはわたしで楽でいようとしているのだろう

わたしとはなにか

わたしはどこへいくのか

わたしはどこから来たのかなんて

関係ねえ!